沖縄 は 生物多様性 のとても 豊 かな島です。ところが最近、もともといた生きもの( 在来種 )が 減 り、 よそから来た生きもの( 外来種 )が目につきます。 在来種 は本当にいなくなったのでしょうか? 外来種 はどこまで広がっているのでしょうか?そんな、身近な自然の変化をみなさんに調べてもらおう! というのが「生きものいっせい 調査 」です。
昔、アオカナヘビは、 沖縄島 では家の近くで見つかる身近な生き物でしたが、 最近は 減 っているといわれています。こうした生き物が今どうなっているかを知ることで、身近な自然の変化について新しい発見があるかもしれません。身近な生き物や自然が、今どうなっているかを知るために、みんなの協力が必要です。
沖縄県内 の小学校に 調査票 を 配布 し、 夏休み 期間中 に家や学校の周りで見つけた生き物を調べてもらいました。
フォトコンテストも 同時 に 実施 し、 生き物の写真と写真を 撮 った場所を教えてもらいました。
調査の結果
は、下のリンク先からダウンロードできます。
調査の結果
はのページからも見ることができます。
生き物をクリックすると 調査結果 が見れます。
今回の 調査 では、アオカナヘビ 類 の 分布 の 把握 に利用できる 学術的 に 貴重 な 情報 がありました。
今回も「生きもの いっせい 調査 」に 協力 していただき、ありがとうございました。 この 調査 により、アオカナヘビ 類 に 関 して、 多くの 有益 な 情報 を 得 ることができました。アオカナヘビ 類 は 沖縄県全体 で数が 減 っていますが、特に 減少 が 著 しいと思われていた 地域 でも 生息 している場所が 残 っていることが分かったのは大きな 成果 です。 同じことは、 同時 に行われたフォトコンテストの 結果 からも 読み取る ことができます。
また、 宮古諸島 のミヤコカナへビ、 八重山諸島 のサキシマカナヘビについて 情報 が 得 られたことも大きな 成果 です。 なかでも、 絶滅危惧種 のミヤコカナへビに 関 しては、 寄 せられた 情報 をもとに 大学 でも 現地調査 を行い、 実際 に 生息 を 確認 できた地点があります。 それにより、 稀少 なミヤコカナへビの 生息環境 についても 理解 が 進 みました。
今後 も 全県的 に「生きものいっせい 調査 」を 継続・発展 させていけば、さらに 詳 しい 情報 が 得 られ、それを 基 に、どんな 環境条件 がアオカナヘビ 類 の 生息 に 必要 なのかを 分析 することができます。 そして、その 分析結果 から、こういう 身近 な 動物 を 守 っていくにはどうしたらよいのかを考える手がかりが 掴 めると 期待 しています。